フットイルミ 制作記

LEDフットイルミネーション

01)さぁてっと!
闇夜の機材撤収等で足下が見えず、何とかならないかなぁ! TB仲間のでぶ金魚さんはドアミラー下に作っておられたが、私は何とか【縁の下】に作りたい。 明るさも実用面に絶えうる明度は欲しいなぁ。。。
しかし、現実的に何処にどのようなモノを取り付けようか、かなり悩んでおりましたが、今春サイドステップを購入。自分で取り付けるハメになった時に、サイドからクルマの下に潜り込んで“発見!”
ボディーの下側が「ほぼ90度」内側に折れ曲がっており、「棚」状になっているではありませんか!
此処にモノをしまえる! ・・・じゃなくって何か載せる事が出来そう。!!すわ、一般市販品を調べました。

しかしこの手のモノって、かなりいい加減な「名ばかりの超高輝度LED」で、装着個数も数えられる程の商品が多いのに驚きました。(それでいて、4−5万円もするのですから、ぼったくり!!正直呆れました)
さぁ、そうなると、やはり自作しかなさそうです。 どういう形にしようか? 実用的な明瞭度を得られるLEDの個数は? スポコン系な感じにならず、通常の外観的には、全く目立たないセッティングをしたい。
勿論「フィラメント電球」は、発熱するしW数を食い過ぎますので、最初から却下です。
最初考えたのはアキハで見つけた有色細型ネオン管。車外設置可能なモノも見つけたのですが40cm、、短い。光量は、、お世辞にも明るいとは言えず実用面では× 「却下」せざるを得ません。
それじゃぁーやはりLEDしかないかなぁ? しかし裸の基板で並べる訳には行かないぜ?
第一に考えたのが、アクリルの長い角材に半分位までドリルで角度をつけて穴を開け、そこに一個ずつ埋め込んでいく方法! TKハンズに相談に行きましたが、この方法では削った面が『白濁』してしまう事が判明。却下。。。

次なるアイディア、アクリルの中空円柱チューブに横一列に細く切った基盤ごと並べて入れていく方法!
これは簡単に100個位は並びそうです。 …でもこの難点、長い一本を制作すると、基板を何枚も継ぎ足すので、個々の微妙な角度調整が不可能になっちゃう点。 全て直列ではないので、途中のケーブル配線取り廻しが上手く行くのだろうか? 〜〜疑問、、、& 却下。

最終的に考えたのが「ブロック分け」
光源が均一直線にならない、と言う制作当初のイメージとの大きな違いはありますが、分割させれば割合コストが安く済みそう!
と言う事でトラック用のサイドマーカーや、例のバイクカウル用の既存物を探しましたが、思ったより高い!
尚かつ、気に入る形がなかなか無い! LEDの場合、キチンと設計されたレンズ意外、余計な汎用レンズは乱反射の原因ともなり、却って邪魔になる事も多々あるので、製品版「サイドマーカー」流用の探索は止めました。 どうせ改造しちゃうのですから、、、。
次に思い立ったのが「アクリルの透明ケース!!」  そうです、ネジやナット、個別にしまう時に入れておくケースですね。 ありました。一番小さいので充分! 値段も@\105です。
キチンとTBサイドのサイズを測ってこなかったのですが、ま、片側5個ずつもあれば大丈夫かと10個購入(でも、たった\1,050だぜ!!)。。。

02)“一箱”に幾つづつLEDを仕込むか?!
佐野オフの強風の中、砂だらけのドリンクを飲みながら仲間の川口氏から頂いたサンプルLED、○○製ではありますが、テスト点灯させてみた所、明るさはまぁまぁ!でも、、色が「青」「青緑(信号機のあお)」「緑」「赤」。。。。。 うぅむ、どう使おう??
特に「緑&青」、直接見える所へはなかなか使いづらいし、でも何処かに使えないかなぁ? 、、と考えていた所に「フットイルミ案」浮上。 此処だったらボディオーカラーとも相まって、この色調でイイかも! 直接光源も露出しないし!!!
早速戴いたLEDの個数を足し算、割り算。。大体の感じは掴めましたが何となく不安で、PC上で簡単なイメージ図作成。 そうしてみると、やはり色物だけではなく「白 LED」も混在させた方が全体的な「明るさ」が望めそうです。速攻ネット注文することにしました。 実車のサイドに実際このケースをあてがってみた所、片側4箱ずつで充分そうです。 そうだ、、、2個余ったこのケースで「デイライト」も作っちゃおうかな?と思い、今回は明るさより照射角重視で中広角(30°)豊田合成白色を50個注文!!!
例の○○製、個別詳細データがないので困りましたが、取り敢えず点灯実験をしてみた結果、CRD20mAで3個ずつの基本「3.○V」グループで行けそうな雰囲気!

03)設置場所を…
例のボディー下部の「棚」に透明ケースをあてがってみると、これがなかなか上手い感じで“半分程”顔を出します。よし! この位置に手前に角度を持たせてLEDをセットしよう。。
LEDの在庫数を考えてのレイアウト図を書きながら、在庫の個数と割り算!!

LEDのレイアウト考察

『白・青・青・緑・緑青・緑・青・青・白』が基本レイアウトとなりました。さぁーて、基板を大きさに合わせてカット、お決まりの「ラピー」のあと、LEDハンダ付けの「嵐」開始です。

超簡易配線図

基盤に9個、非点灯時はすべて透明ですので色を間違えないようにチェッカーで単独点灯確認しつつ、PC画面を見ながらハンダ付けをしていきます。(+)(−)チェックもさすがにもう慣れましたね。
LEDが並んだら(−)のグループをまとめてリード線をつけます。この段階でショートしないようビニールテープで覆いました。(+)側3箇所はCRDを2個並列にしたモノをハンダ付け、CRDの(+)側をまとめて赤いリード線とつなぎます。
これで基盤付けは完成ですね。DC13.5V(...のACアダプターをテスターとして使用してます)を結線して、「点灯試験」をします。 この時は、いつもドキドキしますね。

さぁ、量産です!

これが全部完成した所で、基板をケース内に角度を付けて「仮留め」。 実車に仮装着点灯実験で角度の大体のところを決めます。綺麗さと同時に「実用性」も重視してのセッティングを考えておりましたので、斜め手前、実際闇夜での乗り降りに【足を置く場所】を中心に照らしたい。前後ろドアともクォリティーは変えたくない! 等々考え、この様な角度設定にしました。

この微妙な角度が難しいですね

04)制作〜完成!

続々「箱入り」完成

決定したら「量産!!」ふぅ〜〜、、ですね。2−3個は楽しんで作っているのですが、後半は(^_^;)。。。ケース内部に関しては「両面テープ」で止めてあるだけで、尚かつケースの蓋部分、何時でも取り外し & 再カスタマイズ可能なように、現状はビニールテープでの密封にしております。(・・・決断力があれば、「強力接着剤」でしっかりと防水加工した方が良いのですが、、、)ま、最近のビニテ、意外としっかりしておりますので、どれだけ持つか?の実験?!?! 先日潜って見て感じたのですが、この「棚」、意外と汚れていないのですね。上手く行けばこの程度の防水でも大丈夫かな?
全8個完成したらケーブルの取り出し口だけはしっかりと防水加工!! ここで一晩おきます。

リード線部分のシール材防水加工、たっぷり使おう!

さて、実車装着です。
前日の内に、この「棚」丁寧に手洗いをして土砂、ホコリ等を綺麗に除去して乾燥させておきましょうね。
取り付けは軽いユニットですので、「両面テープ」のみです。接触面は呉々も綺麗に、貼り直しは「禁!」

「棚」に両面テープで貼り付けます。

少々上から見た感じ、肉眼でこの位置からは見えません。

配線はルーム・フットランプの(+)を分岐片側4箱、“並列”に接続します。
点灯!!! 何だか「未知との遭遇」みたいな感じです。

点灯状態、美しいかもです。 アップ!もしや「白」がミソかもですね。。。

仲間のコメントを借りれば「車体が浮いている感じ」だそうな。確かに、多色を混ぜておりますので単色では表現出来ないグラデーションは想像以上でした。&、私のアンサーバックはサイドイルミになっちゃった、、非常にイイカンジですよ。。。

必要なパーツ類:
◆LED:(私の基本レイアウトで全8個を制作した場合の数。ご自由に遊んでみては?)
白:豊田合成30°【E1L53−AW−b5】2×8=16個
青:豊田合成30°【E1L53−3B】4×8=32個
緑:豊田合成30°【E1L53−3G】3×8=24個
◆CRD:
石塚電子10mA【E−103】1ユニットに(3×2)個×8=48個
◆アクリルボックス:
適宜に選んで下さい。私のは「4号ケース」と書いてありました?!?!
◆基板&ラピー&配線用グッヅ、接着防水用グッズ等諸々
適宜に適量、ご準備下さい。

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