1)思い起こせば中学生時代(1969)
端を発するのは、中学時代の自転車かもしれない。
当時、スポーツタイプは「ドロップハンドル」
下手をすると手動ブレーキもなくてペダルと後輪が直結の いわゆる競輪タイプ。
さすがに親がこんな危ない仕様を買ってくれる訳がありません。
購入したチャリのハンドルはセミドロップハンドルでした。
しかし、色々といじりたくなる年頃。(ナント今まで続くとは思いませんでしたが)
先ず、ノーマルのギヤ(前2枚後ろ5枚の10段変速だったと思う)に飽きたらず、
ギヤ比の計算を始めました。つまり、トップギヤの計算です。
クランク(ペダル)を1回廻して後輪が何回廻るかですね。
当時、前のギヤは通常46〜8枚、スポーツタイプで51枚でした。
後輪は16枚、スポーツタイプで14枚だったかな。
計算すると51÷143.642857。前を1回転させると後輪は3.64回廻る。
これでトップスピードはどんなに頑張っても60km/hが限界でした。
もう少し何とかしたいと思い、前のギヤだけオプションを探しまくります。
探し当てたのが57枚。競輪用らしかったですけど・・・。
57÷144.071428。ナント4の大台に乗ったではありませんか!
当然直径も大きくなり、ギヤカバーを遙かに越えてしまい、外しました。
超いい加減な自転車用スピードメーターですので全く当てにはなりませんが
坂利用で75km/hをマークした時は、さすがに一寸怖かったかも!
当然低速側との繋がりを良くするべく試行錯誤を繰り返しておりました。
当時から「SHINANO」の変速機は有名でしたので、小遣いを貯めて
前後に装着した気がします。
外観はノーマルセミドロップハンドルながら「羊の皮をかぶった狼」の
先駆け(?!)

同時にライティングに関しても異常な興味を抱きました。
通常自転車のヘッドライトはダイナモを使用して6Vの電力を得て点灯します。
自転車のヘッドライトに何故Low BeamHigh Beamの切り替えがないか
高速走行(?!)を毎晩していた私には通常のランプでは遠方が確認出来ず、
結構怖い気がしまして、自動車のHi Lo切り替えが自転車でも出来たら・・・
等と思うようになり、工作開始。先ずヘッドユニットです。
Lo側は至近距離照射目的ですので汎用のもので、左右の拡がりがあるものを
さほど苦労なく選定。 問題はHi Beam側です。
バイクの6V仕様を使おうと思いましたが、ダイナモで発電出来るA数が足りず
二桁W数のフィラメントには到底無理、残念ながら断念。
次に反射鏡の面積を優先させようとなるべく直径の大きいユニットを探索。
13cm程の大径ユニットを発見。照射してみると割合スポット的配光!
まあまあな感じで上向き決定!
スイッチを何処に付けようか?そうだ、スピードメーターが付いてるから、
合板でダッシュボードを作ろう!その手前部分にHi Lo切り替えスイッチを取付。

こうなるともう止まりません。今考えると自転車の車重が、
とんでも無い事になっていたと思いますが、当時は若さで何も感じませんでした。
☆テールランプをリアサイドバー左右に取付、これはダイナモから供給。
☆次にブレーキランプをどうにか出来ないか考え、赤色灯の6V電球ソケット付ユニット
を探しまくりました。ヘッドライト用ユニットに赤いフィルムを貼ってみたり
しましたが、どうも格好悪い!
バイク用の赤色サブランプを発見、灯火面積も広く、やっと決まりました。
ブレーキスイッチは 後輪ブレーキ部分に鉄片と針金、銅線を利用してを自作。
ブレーキは停止時にも点灯せねばならないので、単1電池4本フレーム付けケース
を購入、6Vを供給出来るようにしました。
☆フロント車幅灯&ウィンカー:
ここまで来ると、単なる「ばかもん」ですよね!でも当時大まじめで作ってました。
ダイナモから3点スイッチを自作。「車幅灯←→ヘッドLow←→ヘッドHigh
の切り替えに加工。ウィンカーはリレーユニットを購入。併用出来るよう
加工しました。

・・・ここで惜しまれるのは、この「機能色々満載自転車」の写真が全くないのです。
何処かで撮った気はするのですが・・・。
ま、これが私の車いじりの「ROOTS」だったように思います。


2)高校時代のバイク1972年〜)
これは、意外に思ったよりハマらなかったかも。割合ノーマルのまま乗っていた気がします。
気持ちが音楽とオーディオに傾いていた時期で、2輪への興味がどんどん薄れていきました。
誰かに売っちゃって行方不明。


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