ともかく、ラッキーなG社。試乗車も持たずにどんどん話は進んでいくのです。
好印象を持った私は即座にBIGHORN担当セールス君に連絡。事の次第を報告。
色とグレードを決め、値段交渉等へとトントン拍子!見積もりを作ってもらう事にしました。
要はやはり「下取り価格」サスガにいすゞ、とはいえ、社内机上価格ではかなり低い。
そこで彼のアイディアで、知り合いの4WD専門中古屋さんに強引に査定させ、
何と187の数字を叩き出しました。本体も値引き「ゼロ」のY社に対し15。当然の事ながら諸経費
「ゼロ」での見積もり。サスガ、凄い数字が出てきました。
翌日サイン予定の前日夜、蒼い声(どんなんだ?)で担当セールスから電話。
何とこちらが発注していた「インディゴブルー色:LTZ」
彼のミスで他に納車が決まってしまったそうな。とんでも無い事態が発生!!
これには彼もこちらも頭を抱えてしまいました。

何せ、'01 10月の初回輸入台数が何と全国で620台のみ。選択肢が非常に少ないのです。(その為、何処のディーラーも試乗車はおろか展示車すら無い状態でした。)
この時考えられる方法は2つ。上記グレードを次回輸入時迄待つ。在庫している他の色にする。
うーん、悩みました。
次回輸入は'02/1月末。2月登録。ここまで待っても別に個人的には何の問題もないのですが、下取り金額に跳ね返るそうな。
曰く、4WD車の中古は雪山スキーシーズン前が一番買い取り価格が高いそうで、2月になると何とマイナス20〜30万円・・。その差はいくら何でも大きい!
在庫状況は「黒:LTZ」1台、「インディゴブルー:LT」1台。どうしよう。

黒はいくら何でも好きになれないし、青は良いがLTだぞ。
ここで、何と考え方のクリアなセールス君に一本やられました。
LTZとLTの差は40万円ありました。
そこで必要な装備と不必要な装備品を消去法で考えてみようと言う事になったのです。
1)最初からナビを前車からの移植を前提にしていました。
純正オーディオを外すと、ハンドルのリモートは使えない→ハンドルリモート不要!
2)サイドステップはあまりにも柔で、主に機材運搬に使用する為、重量に耐えうるものに
付け替えなければかなり不安→サイドステップ不要!
・・結局サイドステップは無い方が、サイドの綺麗な曲線美が強調されて美しく、新規装着予定は
現状殆ど無くなりました。
3)オンボードコンピュータ・・・特に必要性を全く感じない・・・不要!
4)リアシート用オーディオ&暖房スイッチ・・・LT仕様でも充分!→不要!
5)ボディー同色サイドモールディング・・・同色だとサイドの色彩的メリハリがちょっと・・?
 &、狭い都内駐車場で他車ドアからのガードをも考えると同色はキズが不安!→不要!
6)決定的一番大きな相違点!ビレットグリルには、クロームメッキのグリルがお似合い!・・・
ボディー同色とビレットはイマイチ。いわゆる「シェビー顔」にならない!
7)エアコンはマニュアルでも左右独立は変わらず、殆ど問題ない!
8)レインセンスワイパー;すべてのWindowを撥水処理をすれば、余程のことがない限り
間欠だけでOK→不要!

・・・あれあれ!熟考していくと、メリットは皮シートだけになってしまいました。
でも品質的にかなりプアで、結構尻が滑ります。
(LTの布シートは思ったよりかなり出来が良く、体のグリップ感が秀逸で、コーナリングでも何の問題もありません。これは嬉しい誤算でした。・・・納車後日談!)

こう考えると、単純に差額の40万円でOption関係、HID、USテールも含め別途色々、
購入出来るはずです。基本的走行性能は全く変わりませんので、
「青/LT」の選択も有りなのではないでしょうか???

このセールスの分析に、吉田城は陥落しました。

・・・よって、2001、11/7 めでたく納車されました。

つづく!